少女屋日報

原田にやこの同人ゲーム制作日誌。ひっそりちまちま書いてます。

もう大丈夫だよ、だから私の腕に飛び込んでおいで、一億円。

今日も辛く厳しい現実から逃避してたのしくゲームを作ってます。原田にやこです、職業は二酸化炭素排出機です。


私めはコミュニケーション能力が皆無ですが、結婚式場のアルバイトをしています。時給に釣られて応募する私も私ですが、採用するほうもするほうです。まだ新人ですが、お客様にウェルカムドリンクを差し出しお料理のご説明をし赤ワインを零し時給950円を頂いております。ありがたいことです。


働いてお金を頂く、というのはとても尊く、素晴らしいことですね。私はまだ新人で仕事をするより仕事を教わるほうが多いのでイマイチですが、もっと仕事に慣れた人の、社会に貢献しお金を頂く、という循環はこの上なく自己肯定感を高めてくれるに違いありません。

まぁ出来ることなら働きたくないんですが。

突然家の前に一億円がぽつんと寂しそうにただずんでないかな。


好きなことだけして生きて行きたいですね。

私の場合の好きなことというのは、物語を作ったり、キャラクターを考えたり、おいしいご飯を食べたり、好きな本を買ったりすることです。

この中で、物語を作ることとキャラクターを考えることなら、お金を使わずに楽しむことができます。合法ドラッグとはまさにこのこと、とても良いアイディアを思い付いたときなんて布団の上で「アッヒャヒャヒャヒャ!!!来た!!!!!!!しゅごい!!!!!!来たよ来たよおヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!」とのたうち回ることも多々あります。私の地区の警察がザルで良かったなぁと思います。私は近所に住む友達がいないので特に世間体を気にする必要もありません。


閑話休題。


Kの肖像、絶賛執筆中でございます。既に出来ているシナリオを丁寧に漉し、味付けが足りないところにはスパイスや具材を足して、ただの鶏の丸焼きだったものを見た目にもきれいでおいしい料理になるよう仕上げている……料理で例えてみるとそんなところです。

ここ一週間謎のトランス状態で、三本ものゲームの基幹を作り、システムを考え付き、キャラクターを生み出し、設定を煮詰め、SF考証に頭を悩ませ、頼まれた小説を書き進め、自分でも驚くような創作ぶりだったのですが、昨日急にガス欠になり前述の高揚感が全く出なくなってしまいました。キャラクターメイクをしているのですがどうもしっくり来ず、Kの肖像もおまけシナリオもどうも筆が進まず……少し危機感を感じております。おいたのむ助けてくれ。

しかし他のところでは妙に頭が冴え、タイトル画面のデザインや既に内面は決まっているキャラクターの容姿決めなどはさくさくと出来たのでまぁ及第点というところにしたいです……いやしかし書けないのは困った……まぁ私はハイパーアルティメットウルトラかな~~りすごい天才なのですぐに元の調子に戻るのでしょうがね……(は?)

今は新しいゲームを考え付いて、それを煮詰めるのが楽しくて楽しくて仕方がないんです……原田のウワキモノ!バカ!!(は?)

いや絶対面白いんですよこれ……ただこれは本当にキャラ萌えを突き詰めたゲームなのでキャラクターメイクがキモになるんですがなかなかピンと来るものがなく……。本当にこれこそ白水の絵を活かせるすんばらすぃ~~~ゲームになると思うのです。ただ私の考えるシステムを私の拙いプログラミングの知識で実現できるのか、どういうインターフェイスにすれば楽しく、不快に思わせず、サクッと遊んでもらえるのか……それがとても難しいです。

「遊んでいただける方に不快に思わせない」これがゲームで一番大切なところだと思っています。遊んでいただける方はいくら無料とはいえ、めんどくせぇダウンロードをして、クソめんどくせぇ起動をして、チョーダルいクリックをして私の世界に入ってもらうのです。ものすごく面倒ですね。そもそも人生が面倒ですよね。担任に「2月中には進路に関するメールを送ります!」と自分で言っておいてまだ送っていない私にはよく分かります。おいたのむ助けてくれ。

だからこそ、「不快に思わせない」というのは当たり前でありながらものすごく重要な要素であり、遊んでもらう方への礼儀でもあるのではないか、とも思うのです。

私はものすごく飽き性で楽しいことだけをしていたい快楽主義者なので、「0.01%の確率で手に入る武器を3凸したものを5本集めて攻撃力をアップさせる」みたいなゲームにはあんまりハマれないのです。

もちろん、そうやってコツコツ努力をして他のプレイヤーを圧倒する火力を出した瞬間の喜びは、その努力を肯定するのに値するものでしょう。私もFFⅩでオーバードライブモードを危機にして「ドライブをAPに」をセットして延々と△ボタンを押し続けた経験があるので分かります。あれってインターショナル版だと対策取られたんだってね、それでデア・リヒター倒すとか無理くさくね?倒せた人いんの?スゲ~~~~。

閑話休題。

でもそれは確実な成果があるからこそできるもので、私の場合「0.01%の~」というゲームは音速で飽きてしまいました。

コツコツ頑張るのって現実だけで手いっぱいですよね。私はそうです。

頑張ってコツコツ勉強して訳の分からない知識を頭に詰め込んで、愛想笑いして心臓きゅうきゅう痛ませながらお仕事をして、なけなしのお小遣いやお給料、もしくはキツキツの予定の合間の貴重な時間でゲームをやるのです。

私は、そうして遊ぶゲームでまで頑張りたくないです。

ゲームの中でぐらい、楽しいことだけのイベントでいっぱいのゲームで遊びたいです。


話変わりますけど私ゲーム作ってるけどゲーム苦手なんですよ、何言ってるか分からねーだろうが私にも分からん。FFシリーズ大好きだけどあんまりクリアしてなくて家族がやってるのを横で見て盛り上がってるだけだし、たまにやるとレベル上げ要員だし。Ⅻがさあ!ゾンビのグラフィックが本気入れ過ぎてて怖いんだよ!!!ゾンビが出てくるダンジョン一人じゃ行けなくてさぁ!でもあのゲーム、ストーリー進むには絶対ゾンビのいるダンジョン通るじゃん!レイスウォール王墓とかミリアム遺跡とかリドルアナ大灯台とか!!!

Ⅷのアルティミシア城のおっかなさも何とかしてほしい。ビックリさせないで!やめて!もっと穏やかに生きよう!例えば風神と私が結婚するとか!フウかわいいよフウ。銀髪赤目クーデレキャラサイコ~~~。きすしていい?

FFⅩはね、ものすごく楽しい。神ゲー。あのゆっくり戦術を立てられるスタイルが好きだし、スフィア盤きれいだし、ストーリーはめちゃめちゃ泣けるし、ユウナ(Ⅹ)が死ぬほどいい子だし、訓練所楽しいし、召喚演出もカットできて快適だし。シンのコケラの腕を落としまくったのはいい思い出だ。

武器と防具が一人一つ、改造ができる、っていうのも画期的でしたね。普通武器探さないといけないじゃないですか。どこそこの洞窟の奥深くにある~とかあのモンスターを倒して手に入る鍵を3つ集めてそこから暗号を解いて~~~~とか。この武器はあのキャラとあのキャラで共有できるから~~~~~っていう親切設計すら面倒くさいんですよ。

でもⅩは違う。各キャラ個別武器個別防具。自由にセットできるアビリティ。最高。シンプルだからこそ奥深いシステム、ストーリー。激ヤバ胸アツですよ。

あとギャラクシーエンジェルも大好き……。あれこそ恋愛シュミレーションの最高傑作だと思いますね。私がオタク堕ちした作品でもあり、思い入れもひとしおです。リセルヴァ・キアンティっていう没落貴族でプライドだけ高くて芯は弱い美少年がいるんですけど、その子に出会えなかったら私は友達も趣味もない孤独な人生を送っていたことでしょう。エターナルラヴァーズのヴァニラシナリオではガチ泣きぶちかましました。でも女の子の中で一番好きなのはインターフェイスのノア。性癖ガチヒットクソストライク。10年以上リセルヴァのことを愛しているんですが最近までリセルヴァが死ぬシーンのムービーを見れませんでした。


閑話休題。


やるべきことをたくさんこなせないと先に進めないゲーム、昔は楽しかったけど今はもうひたすらに時間がないんですよね。学生さんとか社会人さんとかやるべきこと多すぎて大変ですもんね。単位足りてますか?私は足りませんでした。

もちろん長い時間遊んでもらえたほうが私は嬉しいんですけど、だからと言って面倒くさい手間を掛けさせたくはない。

「やらされてる」ゲームほど面白くないものはない。

ゲームは娯楽だ。楽しければいいんだ。そしてついでに何か胸に残るものがあれば最高だ。

本筋のストーリーはサクサク進んで、やりこみ要素はなし、もしくは本筋のストーリーとは一切絡まないところに置いておく。「やりたい人はお好きにどうぞ」というシステム。そう考えると俺屍の難易度選択は素晴らしいなぁ~~~主人公が死ぬのが怖くて全然進めてないけど(は?)

サクッとやって楽しいゲーム。最初のプレイヤーである私が一番楽しく遊べるゲーム。これをコンセプトに頑張りたいです。


辛く苦しい現実の中に生きてらっしゃる方々に、少しでも現実を忘れて楽しめる時間を提供出来たら……そういう心持ちで拙い筆を動かしています。


各種ゲーム、鋭意制作中です。ずっと二作品目はRPGを作ろうと思っていたのですが、もしかしたら全く別の世界観、別のキャラクターのシュミレーションゲームになるかもしれません。まだ構想段階ですがめちゃくちゃ面白くて、上手く行けばそこそこバズるのではないかな~と捕らぬ狸の皮算用をしています。

完成したらそれこそ、「少女屋」のサークル名に相応しいゲームになるのではないかと思います。遊んでいただければ幸いです。

……降りてこい、降りてこい創作の神様……。


少女屋店主 原田にやこ